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ただの人

ベトナムの夜1 24時間うるさい物売り屋

ホーチミンの夜

ベトナムに行くきっかけ

数年前の1月の話しだけど、ベトナムに買い付けに行きたいから手伝ってと言われた。

それも行く1、2週間前くらいだった気がするが、なんの予定も立てておらず「どこに泊まるのか」「どういう経路でどこに行くのか」「どの航空会社で行くのか」など何も決まっていなかった。

相手は海外に行ったことがなく、自分が昔ヨーロッパをギターかついでプラプラしていたことがあったから1週間でなんとかしてくれるでしょっと思ったらしい。

 

正直ベトナムは行ったことがなかったし、1、2週間で買い付けをする予定を立てるのはきつかったがなんとかした。

 

航空会社は本当は嫌だったが「チャイナエアライン」(自分はキャセイパシフィックが良かった)で、台湾をトランジットして「ホーチミン」着、帰りは「ハノイ」から同じく台湾経由で帰ってくる計画を立てた。

(ちなみに飛行機で初めて死にかけたので、もうチャイナエアラインに乗ることはないと思う・・・。)

ホーチミンからハノイまでは列車を考えたけど結構きついらしく、自分一人じゃないので飛行機でダナンを経由してハノイに行くことに。

ベトナムからラオスにも行こうか考えたけど、バスだとこちらも過酷で、この当時はゲリラ兵かなんかによる観光客銃殺事件なんかも起きてたのでやめることにした。

社会主義国の空気と南部特有の熱帯気候

ベトナム社会主義国ということで、税関や空港職員の態度が厳しく感じた。横柄とかそのようなレベルではなく、この世は全て俺を基準に回っているという感じだ。

最近ではチップを要求してきて、断るとパスポートを返さないなんて事件もあったらしく、社会主義らしいとも思える。(別に普通にしていれば問題ない)

KIngのような税関職員をくぐりぬけると1月なのに、7月のような暑さと湿気が一気に押し寄せてくる。加えてホーチミンでは人待ちの群衆が名物のようになっており、余計に暑く感じるのである。

この群衆をハリウッドスター気分で潜り抜けて、タクシーで最初のホテルに向かう。ちなみにベトナムは、ぼったくりがひどい国の一つ。

そのため、ホテルを取ったらそこからの送迎を用意しておいたほうが絶対にいい。じゃないと揉めたり、ぼったくりタクシーに捕まって法外な値段をふんだくられたりする可能性がある。

この時はそのことを知らなかったので、正規のタクシー会社を見つけて値段交渉をしてホテルに向かった。

最初のホテルからの景色

 

ベンタイン市場の近くのホテルに泊まったのだけど、ナイトマーケットの近くということもあって24時間うるさい。特にうるさいのが、バイクで何かを売っている謎の物売り屋。

日本でいう焼き芋とか、物干し竿とか、豆腐屋とかそういう類のもので、ずっと謎の音声を流して何かを販売している。(結局何を売っているのかわからなかった。)このバイクの物売り屋はダナンでもハノイでも見かけたので、ベトナムの定番のなんかなのかと思う。多分。

しかも厄介だったのがホテルの目の前にバイクを止めて、音声を朝まで流しっぱなしで知り合いかなんかとずっとくっちゃべってるのだ。朝までずっと家の目の前で物干し竿を売っていると思って欲しい。

「帰って寝ろよ!」と言いたくなるが、働き者だとも思う。

海外によくいる野良犬

ナイトマーケット

ナイトマーケットで買い付けをしていたのを見ていたが、当たり前だけど日本のように愛想のいい店員は1人もいない。今回の買い付けで愛想のいい店員にほぼほぼ出会ったことがない。

ただ、まとめて購入すると途端に笑顔になって、うきうきで商品をたくさん出してくる。この人たちからしたら「どうせ冷やかしだろ」から「1ヶ月分の売り上げが確保できる!」に変わるのだからそれはもう嬉しいのだろう。帰る頃にはニコニコで手を振ってくる人もいるくらいだった。

ちなみに買い付けする当人は、この最初の無愛想な感じにストレスをだいぶ感じていた。しかも英語も通じないから、ほぼほぼフルシカトの時もあるし舌打ちしてくるやつもいるので「顔面ぶん殴りたい」という気持ちになっていたらしい。(ベトナム人の舌打ちはとにかく音がでかくて、どうやってその音出しているのか聞きたい。(ちっ!!!!!!て感じ))

 

そんなこんなで初日に思ったことは、台湾の航空会社と台湾を経由してベトナムに行くと、とにかく綺麗or可愛い女性が多い。このことを言うとベトナム人は〜、とかいう人がいるが男子諸君は実際に現地に行ってみて欲しい。

ただ台湾の女性はめちゃくちゃ人当たりがいいのに対して、ベトナム人はきつい女性が多い感触があった。逆に男は割とフレンドリーなやつが多かった。

 

2に続く